格安simとして知られるmineoは、3大キャリアの回線を借りて運営しています。
したがって、いままでこれらのキャリアを使っている方ならば、電波状況などは同じような感覚で使える、ということになります。
これこそが格安SIM乗りかえの決め手になると思います。が、3大キャリアの回線を使っている分プランが多くなり、とまどってしまうのも事実。
そこで、今回はよりスムーズにmineoに乗りかえられるために重要なポイントを紹介します。
豊富なプランゆえの落とし穴? に注意しよう
mineoは先述のとおり、3大キャリアの回線を利用したMVNO事業者です。
- Aプランはau回線
- Dプランはdocomo回線
- SプランはSoftbank回線
といった形でmineoはプラン構成になっています。よって、今現在使用している3大キャリアと同じプランにすると、電波のつながりかたに違和感を覚えることなく、スムーズに乗りかえられるというわけです。
が、ここでひとつ問題があります。
mineoに乗りかえと同時にスマホも一新する場合は問題ありませんが、SIMフリー化した中古スマホを使うときに大きな注意を払わなくてはならないのです。
それがSIMカードのサイズです。
スマホを使う上で欠かせないSIMカードは、キャリアはもとより端末によってサイズが異なっています。ここには大は小を兼ねる、などのあいまいさは通用しません。キャリアと端末に合致したサイズのSIMカードを使わないとなにもできないのです。
続いてその詳細を紹介します。
SIMの種類は3つ
mineoと契約する場合、simのサイズは以下の3つです。
- 標準
- micro
- nano
自分が契約したいプラン、そしてSIMフリー化したスマホと合致するSIMサイズを選択して契約しなければなりません。
今までのキャリアでこのようことはあまり気にすることがなかったと思いますので面倒でしょうが、スマホ代節約のためにひと手間かけてみましょう。
ちなみに、SIMフリー化したスマホのSIMカードのサイズを調べる場合は、スマホからSIMカードを外して確認するだけなので、手軽といえば手軽かと思います。
誤ったサイズのsimを契約してもあわてない
オンラインショップでmineoの契約を行った際、異なるサイズのSIMカードを注文してしまっても大丈夫です。落ち着いて対処すれば、問題なくmineoを使えます。
サイズ変更手続きをする
SIM注文を間違えてしまっても、サイズ変更手続きができます。
しかし、残念なことにこれには手数料2,160円(税込)に加え、プラン別のSIM発行手数料がかかってしまいます。
- Aプランsim発行手数料は248円(税込)
- Dプランsim発行手数料は368円(税込)
- Sプランsim発行手数料は363円(税込)
2,500円近い手数料を払わないためにも、SIMカードサイズは重ね重ね注意しましょう!
ちなみに、アダプターを使えばnanoをmicroに、microを標準サイズに変更することはできますが、動作保証対象外となるためおすすめできません。
手数料回避のためのベストな手段はこれ!
慣れていないとSIMサイズの選択もドキドキ、失敗すると約2,500円のペナルティ……なにかいい方法は?
ご安心ください。mineo公式サイトに「SIMカード 動作確認端末チェッカー」というページが用意されています。
質問に沿って答えるだけで最適なSIMサイズを教えてくれるので、契約前に必ずこちらをチェックしましょう。
現在使用中のスマホはどうなる?
格安SIMへの乗りかえとなるとなると、SIMフリー化したスマホが必須のように思われるかもしれません。
しかし、mineoで現在使用中の3大キャリアの回線を使ったプランへ乗り換える場合、SIMロック解除は必要ないことが多いのです。
なぜなら、契約先の格安SIM会社が変わってもSIMを発行するのは大元の携帯電話会社だからです。
インターネット接続を行うために必要なアクセスポイント設定のみ変更すれば、スマートフォン本体から見た時に今までと同じ携帯電話会社使用と認識されます。
このため、まずは今使っている大手携帯電話会社と同じ回線を使用したmineoのSIM契約プランを選べば、新たにSIMフリー端末を急いで購入する必要はありません。
今までと同じ電話番号のままmineoへ移行するMNP制度を利用すれば、SIM交換とアクセスポイント設定を行うだけでOKとなります。
ただし、メールアドレスの変更は周りの人に伝える必要があるので注意してください。
まとめ
このようにmineoでは、単に通信費を節約できるだけではなく、端末もこれまでのものを流用したり、新たに中古スマホを導入するなどということができ、より自分にあった全体的なスマホ代の圧縮を実現してくれるのです。