フレッツ光を解約するとき「解約金がいくら掛かるのか?」ということが頭をよぎるのは、今の時代では至極あたり前のこと。
どういう場合に解約金がかかるのか、また解約金はいくらなのか……気になりますよね?
そこで今回は、フレッツ光の解約金について、また、他サービスの解約金との比較も紹介していきます。
フレッツ光の解約金の種類と金額
フレッツ光にはNTT東日本とNTT西日本で、別々の割引サービスがあり、それぞれに対応した解約金が必要です。
それぞれの割引内容と解約金について見ていきましょう。
光はじめ割
光はじめ割は、NTT西日本のフレッツ光で提供している割引サービスです。
光はじめ割を利用すると、戸建てプラン5,400円が2年間は4,300円(プロバイダー料金別)、3年目以降は4,110円になります。マンションプランはさらに細かく割引率が定められているため、利用するプランごとに350円~550円幅での割引です。
戸建てプランを解約するときは一律10,000円の解約金が掛かります。マンションプランはどのプランでも一律、7,000円です。どちらも更新月(満了月と翌月)以外の月で解約をすると、解約金が掛かりますので、必ず更新月に解約するようにしましょう。とくに戸建てプランは解約金が10,000円とかなりの高額です。
満了月とは、契約月から24カ月目を指します。2019年6月が契約月とすると、2021年5月と翌月の6月が解約金が掛からないで解約できる更新月です。
にねん割
にねん割は、NTT東日本のフレッツ光で提供している割引サービスです。
戸建てプランでは毎月700円ずつ、24カ月の割引となり、最大16,800円が割引となります。マンションプランでは毎月100円ずつ、24カ月の割引で、最大2,400円の割引です。
解約金ですが、戸建てプランは9,500円、マンションプランは1,500円となっています。そして、更新月ですが、NTT西日本と違い、少し複雑です。
更新月は、満了月と翌月、翌々月の3カ月間と長期間が設定されていますので、この点は猶予期間が長いため助かります。そして、この満了月は利用月から24カ月目となっているのですが、利用月は契約をした月の翌月となっています。
たとえば2019年6月に契約しても、2019年7月が利用月となり、2021年6月が満了月です。
そして、契約するタイミングが2019年6月25日など月末に近い日にちで契約した場合、翌々月の利用月となることがあり、2019年8月が利用月となった場合、2021年7月が満了月となります。
これはしっかりとどこかにメモをしておかないと、間違えて更新月前に解約してしまう可能性もあるかもしれません。
フレッツ光に申し込んだあとは、利用開始月が何月なのかをしっかりと確認しておくことが重要です。
フレッツ光と比較! 他サービスの解約金
フレッツ光だけではなく、他サービスの解約金とも比較していきましょう。
WiMAX
料金プランごとに、解約金に違いがあります。
「UQ Flat 年間パスポート(特約適用)」の場合、契約日から1年未満の解約金は9,500円、2年目以降の更新月以外の解約金は5,000円です。
「UQ Flat」と「UQ Step」の2プランでは、解約金は利用日から30日以内に解約したときのみ、2,000円が掛かります。31日以上を過ぎれば、いつ解約しても解約金は掛かりません。こうして見てみると、かなり良心的な解約金といえます。
ソフトバンク光
ソフトバンク光には2年と5年の自動更新ありプランと自動更新なしプランがあり、それぞれで解約金額が異なります。
5年の自動更新ありプランでは解約金は15,000円、2年の自動更新ありプランは9,500円、自動更新なしプランは解約金が掛かりません。5年の自動更新ありプランの解約金は相当な高額ですね。
更新月は契約した月から24カ月目です。2019年6月に契約した場合は、2021年5月が更新月となります。更新月は1カ月しかありませんが、必ず更新月で解約するのがベターです。
auひかり
auひかりは、戸建てやマンションに関わらず、初期工事費用37,500円を30回の分割で申し込むことになります。
そして、「ずっとギガ得プラン(3年契約)」は15,000円、「ギガ得プラン(2年契約)」は9,500円の解約金が掛かります。
ここでふと気付いた人もいると思いますが、2年契約の場合、更新月で解約をしても、初期工事費用の残金30カ月-24カ月=6カ月分を一気に支払わなければなりません。ということは、2年契約の更新月で解約をした場合、9,500円は掛かりませんが、6カ月分の初期工事費用代金の支払いが発生します。
なお、「ずっとギガ得プラン(3年契約)」で更新月に解約をした場合は、一切掛かりません。
まとめ
フレッツ光はもとより、どのサービスも解約金はかなり掛かります。必ず更新月に解約をするか、やむを得ない場合は、キャッシュバックが高額なサービスに乗り換えるのがおすすめです。