LINEモバイルには3種類のプランがありますが、そのなかにデータSIMというワードが出てきます。
各プランにあるデータSIMが、具体的にはどういうサービスなのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、LINEモバイルのデータSIMを詳しく説明します。どういうときに使えばよいのか、特徴や注意点などを確認してみましょう。
LINEモバイルのデータSIMの特徴
わかりやすくいうと、データSIMとは通話ができない・通信回線のみ、となっているSIMカードのことです。
SNS、インターネット、YouTubeなどの動画視聴、アプリなどを利用するときは、通信回線を使います。そして、これらのサービスで通信回線を使う際はデータSIMタイプのSIMカードが必要です。
データSIMタイプのSIMカードをスマホに入れることで、通信回線が使えるようになりますが、通話はできません。通信回線と通話の両方を必要とする人は、音声通話SIMタイプのSIMカードを選ぶ必要があります。
要するに、電話もできるデータSIM(SIMカード)か、電話は使えない音声通話SIM(SIMカード)かの2択になるということです。
データSIMにはもう1つの別な種類、SMS付きタイプがあります。
SMSというのはショートメッセージサービスのことで、電話回線を介し、電話番号同士で短いメッセージを送り合うシステムです。相手がインターネットの経験がなく、通話しかできないガラケーを持っている場合、このSMSが大活躍します。
たとえば遠く離れた祖父母にお礼のメッセージを伝えたいのに、EメールやLINETwitterなどがまったく使えない状況のとき、SMSがあればメッセージがやり取りできるので重宝します。データSIMのSMS付きというのは、通信回線とSMSの機能は使えるけど、通話はできないSIMカードになります。通話ができるSIMカードは、音声通話SIMだけです。
SMSさえ使えれば通話がなくても問題ない場合は、SMS付きのデータSIMでもよいかもしれません。
LINEモバイルのデータSIMなら大容量でも格安!
LINEモバイル以外の格安SIMサービスでも、データSIMサービスを展開しています。しかし、そのなかでもデータSIMの料金に関しては、LINEモバイルが頭一つ飛び出ている感じです。
それはデータSIMの1GBをワンコイン(500円)で提供という、低価格にあります。
月々たったワンコインでスマホが持てるというのは、驚愕の設定価格です。
これなら、月々の通信費はかなりの節約です。
1GBでは足りない人に、コミュニケーションフリープランのデータSIMがあります。
3・5・7・10GBとなっていて、指定したSNSはデータ通信容量を消費しないため、そのほかのサービスを思う存分利用できて安心です。
毎日のようにInstagramをやるのであれば、Instagramの画像・動画投稿やアクティビティ使用時、タイムライン、ダイレクトメッセージが使い放題となります。これらの通信容量は一切消費しませんので、残りの10GBはYouTubeやU-NEXTの視聴に使ったり、容量の大きいゲームアプリに回せるのが魅力的です。
データSIMのみは注意! 緊急通報番号には掛けられない!
毎月の通信費がとても安くなるので、大変魅力的なデータSIMですが、問題点が1つあります。
実は通話自体は、LINEの通話機能を使えば相手と会話ができるので、問題ありません。しかし、緊急通報番号にはかけられないというのが問題です。
110番や119番などの緊急連絡番号は、音声通話SIMではないとかけられません。
日常、生活しているとき、110番や119番に緊急で連絡する場面は、そうそう出てきません。しかし、一緒に行動している大事な友達や家族が、事故やケガに遭遇し、近くに公衆電話がなかったとしたらどうでしょう?
連絡が遅れたことで、助けられなかったという事態があるかもしれません。いろいろなケースを想定し、音声通話SIMを用意しておくことも大切です。緊急連絡が入るかもしれませんし、こちらから掛けなければ通話料金は掛からないので、なるべくなら音声通話SIMを申し込んだ方がよいでしょう。
まとめ
LINEモバイルのデータSIMについて解説しました。音声通話SIMが入ったスマホは1台は持ち歩くことが大切です。そう考えたとき、2台目を持つなら、データSIMを持つのが良いのではないでしょうか。
安心してスマホを使うためにも、なるべく音声通話SIMを利用し、サブでデータSIMを検討してみてください。