スマホの料金の高さでお悩みの場合、格安SIMスマホへの乗り換えを検討されると思います。当然のことながら、格安スマホへ乗り換えることによって、月々の通信費を大幅に下げることができます。
乗り換えに当たってはそれほど難しいこともなく、今まで使っていた電話番号をそのまま使う場合は、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)というシステムを利用するだけでOKです。
それでもまったく初めてという場合はちょっとハードルが高いかもしれませんので、今回は人気急上昇中の格安SIMスマホブランドである「LINEモバイル」を例に挙げ、MNP転入の手順を解説していきます。
MNP転入を使えば電話番号を変えずに乗り換えができる
MNPは先ほども紹介したように、携帯電話会社を乗り換えてもこれまで使用してきた電話番号を変更することなく、そのまま使い続けることができるサービスです。
MNPを利用せずに乗り換えをすると、電話番号が変わることになり、連絡先などをその度に相手に伝えなければなりませんが、MNPならその手間も必要なくなります。
また、LINEモバイルでは、それまでのキャリア(docomo・au・Softbank)で使っていた端末をそのまま利用することもできます(注:LINEモバイル契約の際、それまで使っていたキャリアと同名のプランにする必要あり)。そのため、MNPによって端末が変わることもありませんので、データなどをそのまま引き継ぐこともできます。
LINEモバイルでMNP転入を行う手順を解説
ここからは、他社からLINEモバイルにMNPを利用して乗り換えるための手順を紹介します。通常の乗り換え手続きに加えて、いくつか行うことがあるので事前に確認しておいてください。
まずは「MNP予約番号」を取得します。これは、今まで使っていたキャリアから受け取ります。LINEモバイルへ乗り換える際はこれが必須アイテムとなります。
また、LINEモバイルのウェブからの申し込みであれば、MNP予約番号の有効期限は10日以上残されていないといけません。MNP予約番号の有効期限は最大15日なので、予約番号を取得したら、早めに申し込みを行う必要があります。
予約番号を取得したら、あとは料金プランやオプションなどを選択して申し込みます。その際に、MNP予約番号を入力する項目があります。
MNPというものは電話番号が乗り換え後もそのまま利用できるサービスなので、LINEモバイルで選べる料金プランは音声通話SIMのみとなる点も覚えておいてください。なお、データSIMを選ぶ場合は、電話番号が使用できないので、MNPを利用する必要がありません。申し込みが完了すれば、SIMカードが到着するので、初期設定などをして利用開始となります。
キャリア3社のMNP予約番号取得情報
ここでは、大手キャリアのdocomo、au、SoftbankからMNP予約番号を取得する窓口を解説します。
docomo
窓口:携帯電話151、一般電話0120−800−000、My docomo(トップ→契約内容・手続き→ドコモオンライン手続き)
受付時間:電話(9:00~20:00)
ウェブ(24時間受付)
au
窓口:携帯電話・一般電話0077−75470、EZWeb(トップ→My au→申し込む/変更する)
受付時間:電話(9:00~20:00)
ウェブ(9:00~21:30)
Softbank
窓口:携帯電話5533、一般電話0800−100−5533、Yahoo!ケータイ(トップ→My Softbank→各種変更手続き)
受付時間:電話(9:00~20:00)
ウェブ(9:00~21:30)
MNP予約番号の有効期限が過ぎてしまったら?
LINEモバイルへの乗り換えでMNPを利用するときに取得する予約番号ですが、先ほどもお伝えしたようにwebからの申し込みでは、予約番号の有効期限が10日以上残っていないと手続きをすることができません。
もしも有効期限を過ぎてしまった場合には、手続きができなくなってしまいますが、どのように対処すればいいのでしょうか。
もし有効期限が過ぎてしまったら、MNP予約番号を再発行すれば大丈夫です。また、店舗での手続きであれば、有効期限内であれば対応できます。
まとめ
スマホ会社の乗り換えでは当たり前になったMNPサービス。電話番号を変えることなく、乗り換えができる便利なサービスなので、ぜひ覚えておいてください。
MNPの利用手順や予約番号の取得方法をよく確認して、スムーズな手続きができるようにしておきましょう。
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