3大キャリア(docomo、au、Softbank)から格安SIMサービスへ乗り換えると、月額料金の節約が期待できます。しかし、格安SIMへ乗り換えするときに注意したいのが、音声通話SIMの通話料です。
音声通話SIMでは、30秒につき20円の通話料が発生するのが一般的。当記事では、注目度急上昇中のLINEモバイルを中心に6つのサービスの通話料を比較します。LINEモバイルへの乗り換えを検討している、格安SIMの通話料はどれぐらい? という方は要チェックです!
6つの格安SIMサービスの通話料を一挙に紹介
まずはワイモバイル、UQモバイル、mineo、IIJmio、そして、LINEモバイルと、主要な格安SIM会社の通話料をみてみましょう。
ワイモバイルの通話料
ワイモバイルは比較的安い月額基本料金が魅力ですが、初月と14ヶ月以降は高くなります。しかし、3つの料金プランともに、10分間の国内通話かけ放題が付いているのが魅力。
通常30秒につき20円の通話料ですが、10分以内の通話なら何度でも無料になります。
UQモバイルの通話料
CMで知名度が高いUQモバイルですが、14か月以降は月額基本料金1,000円高くなるのが難点です。しかし、各料金プランに5分間の国内通話かけ放題(おしゃべりプラン)が付いています。
通常30秒につき20円の通話料が、5分以内の通話なら何度でも無料です。5分以上通話する回数が多い方は、無料通話最大60分/月、120分/月、180分/月になる、ぴったりプランを選ぶことが可能。
mineoの通話料
mineoの国内通話料は30秒につき20円ですが、10分間のかけ放題プランが付けられます。ただし、10分間のかけ放題プランは、「mineoでんわ」アプリからの通話が対象です。
ほかにも通話定額30(月間30分間の通話が定額)、通話定額60(月間60分間の通話が定額)のオプションがあります。
IIJmioの通話料
IIJmioの国内通話は30秒につき20円の通話料ですが、次のかけ放題プランが付けられます。
- 誰とでも3分以内でかけ放題、家族なら10分以内でかけ放題
- 誰とでも10分以内でかけ放題、家族なら30分以内でかけ放題
上記のかけ放題プランは、みおふぉんダイアルアプリによる通話が対象となります。
LINEモバイルの通話料
LINEモバイルは国内通話30秒につき20円の通話料が必要ですが、10分間のかけ放題プランが付けられます。なお、10分間のかけ放題プランは、いつでも電話アプリによる通話が対象。
各社の通話料金をまとめると……
次にワイモバイル、UQモバイル、mineo、IIJmio、LINEモバイルの比較表を掲載しておきます。
サービス名 | 通常の通話料 | 音声通話料金プラン(3GB) | かけ放題プラン |
ワイモバイル | 30秒につき20円 | 1,980円(※1) | 10分間(月額基本料金込み) |
UQモバイル | 30秒につき20円 | 1,980円(※2) | 5分間(月額基本料金込み) |
mineo | 30秒につき20円(通話アプリで半額) | 1,510円(auプラン) | 10分間(月額850円) |
IIJmio | 30秒につき20円(通話アプリで半額) | 1,600円 | 3分間・家族10分間(月額600円)、 10分間・家族30分間(月額830円) |
LINEモバイル | 30秒につき20円(通話アプリで半額) | 1,690円(コミュニケーションフリー) | 10分間(月額880円) |
ワイモバイルとUQモバイルでは、通話料込みの音声通話料金プランを用意しています。
mineo、IIJmio、LINEモバイルは、月額料金を支払し、かけ放題をオプションとして付けるタイプです。
10分間の通話が無料、というオプション料金はこの中では最も高いことがわかります。ただ、「いつでも電話」アプリを使っての通話機会を増やせれば、オプションはつけなくても問題ないかと思います。
逆に、仕事などで通話する機会が多い、また「いつでも電話」アプリを使いづらいというシチュエーションの場合は、かけ放題プランのオプションをつけたほうがいいでしょう。もしくは、そもそもほかのキャリアも視野に入れる、というほうがいいかもしれません。
まとめ
このように料金を比較すると、LINEモバイルは通話はほとんどしない、もしくは仕事で使わない、という場合には最適ですが、通話を頻繁にするということだと、あまりおすすめできないと言わざるを得ません。
LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC使用時にデータ通信量を使用しない「データフリー」はとても魅力的ではありますが、ご自身の通話状況を鑑みてみることを一度おすすめしておきます。
■関連記事
