やむにやまれぬ事情でワイモバイルを解約……単純に解約する場合は公式サイトに記載されている手続きをそのまま踏むだけなので、それほど面倒ではありません。
しかし、電話番号をそのままにほかのキャリアに乗り換える場合は、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)、つまり電話番号を引き継ぐ手続きを踏む必要があります。すでに経験があればなんてことはない作業ですが、初めてという場合はちょっと不安でしょう。そこで、今回はMNPの方法、予約番号の取り方を解説します。単に解説するだけではなく、ちょっとおトクになる(かもしれない)方法も紹介します。
まずはMNPの基本から
ワイモバイルからほかのキャリアにMNPを利用して乗り換えよう、と思い立ったら、手順などを確認する前に以下に紹介する必須アイテムを用意しておくことをおすすめします。
- 本人確認書類(身分証明証)
- 支払いの情報(クレジットカードなど)
- MNP予約番号
上の2つに関しては、改めての説明は不要でしょう。最後にある「MNP予約番号」、これなくしてはMNPを利用しての乗り換えはできませんので注意してください。
MNP予約番号とは、その名のとおり、ほかのキャリアに乗り換える手続きを行うための番号で、ワイモバイルから発行してもらう必要があります。
では、その手順は? それを続いて説明します。
MNP予約番号の発行方法は3パターンから選べる
MNPの手続き、MNP予約番号の発行の方法は以下の3パターンがあります。
- ワイモバイルショップ
- オンライン
- 電話
まず、1番のワイモバイルショップですが、これは窓口まで足を運ぶ必要があります。幸い、ワイモバイルショップは全国各地にたくさんあるので、近くにないというケースはあまりないかと思います。しかし、営業時間内に行かなければならないので、忙しい人はなかなか行きづらいのでは?
そして、ショップでの手続きでは少々困ったことがひとつ。それはMNP、乗り換えに対して引き止めの説得をされることが多い、ということ。毅然とした態度ができるのならば問題ありませんが、つい説得に負けてしまって、ということも多いようです。
が、それを乗り越えてしまえば、手続自体に手間取るということは皆無です。
よって、少しの障壁があっても確実に、難しいことを考えずにMNPしたいとなれば、ショップでの手続きがベターでしょう。
ショップとは真逆なのがオンラインでの手続き。こちらは、足を運ぶことなく手続き可能、そしてオンラインなので引き止めの説得もありません。
いろいろなわずらわしさは避けたい、ということであれば断然オンラインでの手続きをおすすめします。ちなみに、受付時間は9:00~21:30までとなっています。
ただし、こうしたオンラインでの手続に不慣れな方は、ショップでの手続きか電話での手続きがいいでしょう。ひとまず下のオンラインでの手続き方法をチェックしてみてください。
参考 MNP転出・解約をご検討中のお客さまへワイモバイル公式サイトそして、オンラインでの手続きならばショップに足を運ぶ手間のみならず、コストもかからないことも付け加えておきます。
電話での手続き、場合によっては無料かつノンストレスで完了!
あえて、手続方法の電話を別枠で紹介したのには理由があります。それは、電話の場合2つのパターンがあるからです。
オペレーターが対応するワイモバイルカスタマーセンター
電話番号 151(ワイモバイル携帯のみ) 0570-039-151(その他の回線)
受付時間 9:00~20:00
通話料金 20円/30秒
音声自動対応のワイモバイルカスタマーセンター
電話番号 116(ワイモバイル携帯のみ) 0120-921-156(その他の回線)
受付時間 9:00~20:00
通話料金 無料
これらを比べると、どうしても音声自動対応の通話料金「無料」に目が行くと思います。確かに、こちら「116」で手続きしたほうが簡単そうに思えるかもしれませんが、ひとつだけ条件があります。
それは、116の音声自動対応でMNP予約番号を受け取れるのはワイモバイルで購入(セット購入)したスマホから電話をかけた場合、という条件がつきます。
したがって、ほかのキャリアで使っていて、SIMロック解除したスマホ、もともとSIMフリーのスマホから電話をかけてもMNP予約番号は受け取れないということになります。ちなみに、手続自体は最後まで進めますが、最後の最後で「予約番号を発行できません」という非情な宣告がされてしまいます。そうしないためにも、この場合は最初からオペーレーターが対応する「151」にかける必要があります。
ということで、ワイモバイルでセット購入したスマホをお持ちの方は少しおトクにMNP予約番号の発行手続きができる、というわけです。
MNP予約番号はすぐに使わなければダメ?
MNP予約番号の発行が完了したら、安心……ですが、これには有効期限があるのでご注意を。番号発行日をふくめて「15日間」が有効期限になっています。
ただ、有効期限を過ぎたからといって、あわてる必要はありません。再度同じ手順を踏めば再びMNP予約番号を発行してもらえます。
これに関してのペナルティなどはないので安心してください。しかし、できれば有効期限内に乗り換えを完了させるのがベストです。
まとめ
MNP予約番号の発行手続きひとつとっても、さまざまな方法があります。対人の場合はどうしても引き止め、説得がありますので、これをどう乗り切るかが鍵を握るといえそうです。そして、MNP転出に際しては手数料として6,000円(新規契約月から6ヶ月以内)もしくは3,000円(新規契約月から7ヶ月以降)がかかる点も頭に入れておいてください。