ワイモバイルからほかのキャリアに乗りかえたい、という場合、ハードルになるのが「解約金」や「違約金」といったペナルティ。本来であれば払わなくてもいいものなのですが、うっかりしていると請求がきてしまう、なんてことも。乗りかえ時に支払わなくてもいいよう、あらかじめ条件などを頭に入れておきましょう。
ワイモバイルの解約金は9,500円
ワイモバイルのスマホプランにはS/M/Lのプランがありますが、これらのプランは2年縛りの契約期間があります。ですので、2年目の解約月以外の解約を行う場合、解約金として契約解除料9,500円が発生してしまいます。
これはワイモバイルの解約だけでなく、MVMOを含めた他社の携帯会社への乗り換えを行った場合にも発生してしまうので、注意が必要です。
解約金を発生させないための方法
解約金が発生する条件として、2年縛りの契約期間外での解約があると確認しましたが、その解約金をかけないためには契約更新月での解約が必須になります。
契約更新月とは、契約した日から25ヶ月目となる月、つまり2年後の翌月にあたります。 この月以外の解約は解約金の発生してしまう月になるので注意しましょう。
さらに25ヶ月が過ぎて26ヶ月目になってしまっても解約金がかかってしまうのでかならずこの更新月に解約及び他社への乗り換えをするようにスケジューリングしておきましょう。
契約更新月を確認するには?
25ヶ月目の更新月を覚えていられる人は少ないと思いますので、その更新月を確認する方法は以下のようになります。
電話で確認する方法
ワイモバイルには24時間対応の音声ガイダンスがありますので、そこへ電話をすることで契約期間の確認を行うことができます。自動音声の電話番号は以下になります。
自動音声の電話番号
ワイモバイルから:116
固定電話・他社のスマホから:0120-921-156
My Y!mobileでの確認をする方法
スマホやパソコンからインターネット上のMy Y!mobileにアクセスすることでも契約期間を確認できます。
My Y!mobileのマイページは以下のリンクになります。
参考 My Y!mobileマイページワイモバイル公式サイトパソコンで確認する方法
- My Y!mobileにログインをします。
- 「ご契約内容の確認」をクリック
- 「料金プラン」一覧の更新期間の箇所にある更新月にて確認
スマホで確認する方法
- My Y!mobileにログイン
- 「ご契約内容」の「もっと見る」
- 「現在のご契約」が表示されたら、「更新期間」の部分から更新月を確認
その他の注意点
ワイモバイルを解約するにあたって、その他に注意するべき点を上げておきます。上に挙げた解約金以外にも解約によっていくつかの請求が行われる可能性があります。
本体代金の分割払い残金の請求
多くの場合、ワイモバイルの契約を行ったときにワイモバイルのスマホ。携帯電話を同時に購入されていると思います。本来何万円とする機種代金を毎月の通信量とともに分割して支払っているのですが、この機種代金が解約時に支払い終わっていない場合、その請求が行われます。
例えば、24回払いでiPhoneを購入していた場合は24ヶ月が経っていないとその残額が解約時に請求されるので気をつけましょう。
上記の方法で契約更新月に解約をするのであれば、基本的には機種代金の支払いは完了いているので問題ありません。心配であれば、上記と同じ手順で契約の確認を行いましょう。
また、契約時に一括で機種代金を支払った場合も同様に請求が行われることはありません。ただし、以下のような違約金が発生する可能性があるので注意しましょう。
バリュースタイル一括割引の違約金請求
ワイモバイルの契約において、指定のスマホを分割払いにせず、一括払いで購入した場合「バリュースタイル」という制度を使って月額の支払い料金が割引されます。
この「バリュースタイル」のプランを利用している場合、24ヶ月の割引契約期間が設定されており、その期間内に解約を行った場合、違約金が発生してしまいます。
この違約金はスマホ・携帯本体によって異なりますが、iPhoneなどの高額スマホの場合、30000円以上にもなる場合があるので注意しましょう。
したがって、違約金などが発生しないタイミングをきちんと確認・把握しておくことが肝心です。
ワイモバイル解約の手順
これらの注意点を踏まえて、ワイモバイルの解約手順について説明します。
ワイモバイルの解約は、カスタマーセンターでの解約かワイモバイルショップでの解約しかありません。
解約には以下の持ち物も必要になります。
- 運転免許証
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 利用中の機種とSIMカード
これらの持ち物を持ってショップへ解約の申し出を行ってください。手続きにはかなりの時間がかかりますので、余裕をもってショップへ訪れてください。
まとめ
トータルすると、乗りかえのタイミングさえ見誤らければ解約金や違約金といったペナルティは発生しないことがおわかりいただけたと思います。
うっかりミスで更新タイミングをずらしてしまうだけでおよそ1万円のロス……。こうならないためにもご自身のワイモバイルの契約状況を確実に把握しておきましょう。
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