IIJmio(みおふぉん)を利用中に、他社への乗り換えを検討することがあると思います。そのときにMNP転出手続きはどうすれば良いのか、注意しておくことは何か、不安を感じることがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、IIJmioでMNPの発行手順について解説します。事前に確認しておきたいこと、注意するポイントなどもあわせて説明します。
MNP転出手続き前に確認しておきたい事項
MNP発行手順を説明する前に、以下の項目を必ず確認しておきましょう。
MNP予約番号の発行期間
MNP発行の手続きをしてから予約番号の発行まで、4日程度は掛かります。
他社サービス利用開始日を再度確認し、実際の利用日がいつになるかを計算してから、手続きを行ってください。月末で解約し、翌月始めから使いたいときは、逆算して月末までにMNP発行が完了するように調整します。
MNP転出時に発生する手数料
MNP転出の手続きで掛かる手数料は、電話番号1回線につき3,000円(税抜)です。この手数料は、毎月の料金支払いで指定されている口座から引き落とされます。
音声通話機能解除調定金について
音声通話機能が付いたSIMサービスの利用開始から、12カ月以内にMNP転出された場合は、利用期間に応じた音声通話機能解除調定金が掛かります。これは、解約した月ごとに金額が変動します。詳細はIIJmioホームページのQ&Aページにある「音声通話機能解除調定金の金額を教えてください。」で確認してください。
参考 音声通話機能解除調定金の金額を教えてください。IIJmioホームページ転出月の月額利用料金
MNP転出でサービスを解約する場合は、解約日に関係なく、利用料金は月額料金満額を支払うことになります。1日に解約すると、その月の月額料金が満額掛かり、かなりの損失となりますので注意してください。
新規契約はMNP転出不可
IIJmioに新規の電話番号で契約した場合は、MNP転出はできません。IIJmioで使っていた電話番号は他社では使えないので、次に契約するキャリア会社では新規の電話番号で契約となります。
MNP予約番号の発行手順
IIJmioでは、MNP転出の発行手続きはパソコンかスマホのみで受付しています。電話では受け付けていません。
IIJmio会員専用ページに、mioIDか登録時のメールアドレス、パスワードでログインします。ホームから「設定と利用」へ進み、サービスの設定と利用内の「タイプD」か「タイプA」を選んでください。
「MNP予約番号発行・確認」のページでMNP予約番号の申し込みができます。同意事項など内容を確認したうえでチェックして、「次へ」をクリックで完了です。4日程度で、登録したメールアドレスにMNP番号が記載されたメールが届きます。
MNP予約番号の有効期限・注意点
MNP予約番号の発行に関する注意点を見ていきましょう。
MNP予約番号発行中に、解約申し込みは不可
2回線使用中など、複数の解約申し込みを一度に行うことはできません。また、逆に解約申し込みをしている最中に、MNP予約番号の発行はできないので注意してください。MNP転出を行わないで、解約をする場合もありますが、同時には行えないため、必ず時期をずらして手続きしましょう。
MNPの予約番号の有効期間について
予約日を含めて15日間です。夜遅くに申し込み手続きをしても、その日もカウントされます。そして、有効期間15日を過ぎると予約番号は失効してしまうため、再度申し込みが必要です。
MNP予約番号のキャンセル
MNP予約番号の申し込み手続きが完了したあとは、キャンセルや発行した予約番号の解除は一切できません。そのまま、IIJmioを使い続けたい場合は、MNP予約番号の有効期限切れを待ちましょう。有効期限が切れたあと、数日以内に「予約番号発行中」の状態が解除となります。
日程をずらして他社へ乗り換えたい場合は、有効期限が切れて「予約番号発行中」の状態が解除されてから、再度、申し込み手続きをしてください。
その他の注意事項
「SIMカードの削除」や「SIMカードの交換」の手続きをしているときは、他社へのMNP転出手続きはできません。手続きが完了するまで待ちましょう。
端末の分割払い
IIJmioの申し込み時に、端末を分割で購入していた場合、他社へ乗り換えしたときでも、分割が完済するまでは端末料金が引き落としされます。端末をそのまま使って乗り換える場合は問題ありませんが、新機種を購入する場合は月々の料金が高くなってしまうため、よく考えてから購入しましょう。
まとめ
MNP予約番号の発行手順や注意事項は、手続き自体は難しくありませんが、事前に発行手順をしっかりと確認してからではないと、あとで後悔することもあります。しっかりと注意事項を確認し、損がないように他社乗り換えをしてください。
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