UQモバイルの契約はSIMフリー機と同時購入がおすすめ

UQモバイルを契約しようとした場合、auのスマートフォンならばそのまま使える可能性があります。

なぜなら、UQモバイルは親会社であるKDDIが敷設したauの基地局を使った通信を行っているからです。しかし、全てのauスマートフォンをそのまま使えるとは限らず、一部は手続きが必要になります。

このような事情があるので、UQモバイルへ切り替える際には思い切ってSIMフリー機を購入するのもひとつの手です。でもSIMフリー機ってなんだか面倒そう……?

UQモバイルはなぜ公式サイトでSIMフリー機を販売しているのか

格安SIMの1つとして知られるUQモバイルは、公式サイトでSIMフリー機種の販売をSIM契約と合わせて行っています

なぜなら、全てのauスマートフォンをそのままUQモバイルで使えるとは限らず、周波数が異なるdocomoやSoftbankのスマートフォンをSIMロック解除しても通信できるとは限らないからです。

格安SIMを提供するMVNO事業者は、大半がdocomoの回線を借りて営業していますが、UQモバイルはKDDIが敷設したauのLTE基地局のみ使えます。SIMロック解除をしたdocomoやSoftbankのスマートフォンでは、auのLTE電波に対応していない可能性があります。

このため、通信バンドと呼ばれる通話やデータ通信に使われる電波の周波数がUQモバイルに対応している機種を示すために、公式サイトでSIM単体契約以外にSIMフリー機種の販売も行っているのです。

auと同じ通信周波数を使っていても使えない周波数がある

auの通信網を借り受けて運営しているUQモバイルは、au携帯電話が対応している全ての周波数で通信できると考えがちですが、実際には異なる部分があります。

現在使われている周波数は、国から携帯電話会社ごとに割り当てられていますが、UQモバイルはLTEになってからサービス開始しているためにLTEの電波のみに対応しており、auの3G電波は掴めません

携帯電話の周波数は、3GとLTEでは異なる通信バンドとして割り当てられるので、通話に適したプラチナ電波と呼ばれる800Mhz帯の一部はUQモバイルでは使えないというわけです。

auのiPhone5で起きた通信エリア問題を教訓にしている

UQモバイルが加入者に対して通信エリア確認とSIMフリースマートフォン紹介に積極的な理由として、かつて親会社のKDDIが起こしてしまったiPhone5での通信エリア問題があります。

当時、auではiPhone専用に2Ghz帯のLTE回線を割り当て、Androidスマートフォンには800Mhz帯のLTE回線を割り当てました。2Ghz帯は新たに使い始める帯域だったために空いており、そこをiPhoneユーザーに割り当てて快適に使ってもらおうとしましたが、2Ghz帯域は2,000Mhzと高周波なために建物の中へ電波が届きにくく、空いている代わりに提供エリアが実質的に狭かったという問題がありました。

この時にクレームになってしまった経緯から、KDDIの子会社であるUQモバイルでは通信エリアを確保するために、あらかじめ対応可能な通信バンドチェックを行ったうえで推奨機種として自らが販売しています。

UQモバイルが動作確認を行って対応機種認定している

UQモバイルへ乗り換える際、自宅で本当に快適な通信ができるかが不安にあると思います。が、動作確認が取れている対応機種ならば安心して使える、といえます。

限られた電波資源を有効利用するために、携帯電話会社ごとに細かく携帯電話専用の通信周波数を通信バンドという形で事業者別に割当をしています。UQモバイルはauのLTE回線のみ使用できるので、一見すると対応している周波数が少ないという誤解を招きやすいです。しかし、実際には、次のような7種類の通信バンドを使えます。

UQモバイルで使用可能な通信バンド一覧

  • 2.0GhzのBAND1
  • 1.7GhzのBAND3
  • 1.5GhzのBAND11
  • 800MhzのBAND18とBAND26
  • 700MhzのBAND28
  • 3.5GhzのBAND42

このうち、最も人口カバー率が高いのが800Mhz帯域を仕様するBAND18BAND26となっていて、約99%の範囲をサポートしています。

SIMフリー機種として販売されている端末には、仕様欄に通信バンドに関する記載が必ずありますが、7種類もの通信バンドを使っているUQモバイルの場合、どの周波数に対応していればよいのか分かりません。仕様書を見てすぐに判別できる人はごく一部の通信技術に詳しい人であって、大半の人はどの機種ならUQモバイルの動作確認が取れているのかという点だけが興味あるポイントかと思います。

そこで、これからUQモバイルへ乗り換えようと考えている人が困らないように、UQモバイルでは通信資料とSIMフリー機種の仕様をチェックして動作確認まで行った対応機種を公式に発表しているわけです。国内の3大キャリアが共通して対応している通信バンドはBAND1のみであって、UQモバイルで最も有利な通信バンドはプラチナバンドのBAND18とされています。

まとめ

UQモバイルは、auの通信網を借り受けて提供しているものの、3Gには未対応なためにLTEで幅広い周波数が使える機種を調べておく必要があります。数多くのSIMフリー機種のうち、UQモバイルが自ら動作確認して対応機種を公表し販売まで行うことで技術的な話を知らなくても安心して乗り換えられる環境づくりをしています。

そしてこの知識を持っていれば、通話・通信ともに自分の環境にあった機種を選択できる、というわけです。