WiMAXのルーターを調べているとたどり着く「WiMAX」と「WiMAX2+」という単語。これらの違いは? どちらを選べばいいのか……ということを今回は紹介します。
WiMAXとは?
WiMAXとはUQコミュニケーションズが提供している通信サービスで、山間部などの電波が届きにくい場所でも通信できるようにと企画されました。このWiMAXを元にしてWiMAX2という規格も作られましたが、使い勝手がよくなかったために新しい規格が作られました。それが「WiMAX2+」です。
現在、WiMAXといえばWiMAX2+のことを指しています。なお、2018年9月30日でWiMAXの新規サービス加入受付が終了しています。これからWiMAXルーターを契約する場合、自動でWiMAX2+で契約となるわけです。
WiMAXとWiMAX2+の通信速度の違い
現在使われているWiMAXとWiMAX2+の通信速度は大幅に違います。
WiMAX
- 下り最大速度 13.3Mbps
- 上り最大速度 15.4Mbps
WiMAX2+
- 下り最大速度 558Mbps
- 上り最大速度 30Mbps
WiMAX2+はWiMAXの上位互換なので、これだけの開きがあるのは当然。現在もWiMAXしか使えないルーターを使っている場合は、WiMAX2+のような通信速度を享受できません。したがって、現在使用しているルーターがWiMAXのみ対応の場合は機種変更をおすすめします。
WiMAXとWiMAX2+のエリアの違い
WiMAXとWiMAX2+の違いはエリアにも現れています。WiMAX2+の対応エリアは現在も拡大しています。WiMAX2+の対応エリアは99%で、現在もエリア拡充されています。電波が届きにくいといわれている駅や空港でも使えるようにスポットが用意されています。
なお、今住んでいるエリアがWiMAX2+でカバーされているかは、ピンポイントエリア判定が利用できます。現在WiMAX2+が使えないエリアの場合でも、エリア拡大で使えるようになる可能性があるので公式サイトをまめにチェックしてみましょう。
一方、WiMAXは2020年3月31日に提供終了が決まっているため、エリア拡充はされていません。WiMAX2+がカバーしているエリアでも、WiMAXではカバーされていないということがありますので、日常的に利用するのはWiMAX2+になるでしょう。
WiMAXからWiMAX2+に移行するためには
現在もWiMAXのルーターを利用している場合は、WiMAX2+への移行がおすすめです。UQ WiMAXのサイトでWiMAX2+移行のお願いという記事が掲載されています。ここに掲載されている機種を使っている場合は、2020年3月31日以降に電波が使えなくなる可能性があります。
もしも今お使いのルーターが該当している場合は、機種変更します。UQコミュニケーションズはでは、WiMAX機器にのみ対応しているルーターを使っている方向けに、おトクな機種変更というプランが提供しています。
UQ WiMAXおトクに機種変更の受付期間
2018年10月1日~2020年3月10日
UQ WiMAXおトクに機種変更のプラン
UQ Flatツープラスギガ放題 2年プラン
期間:2年
月額料金:月額3,696円(通常4,380円)
月間データ通信:上限なし
(3日間で10GB以上の使用で利用制限あり)
WiMAX契約解除料、登録料、端末代金無料
LTEオプション:1,005円
UQ Flatツープラス 2年プラン
期間:2年
月額料金:月額3,696円
月間データ通信:7GB
(3日間で10GB以上の使用で利用制限あり)
WiMAX契約解除料、登録料、端末代金無料
LTEオプション:1,005円
UQ Flatツープラスギガ放題 3年プラン
期間:3年
月額料金:月額3,696円(通常4,380円)
月間データ通信:上限なし
(3日間で10GB以上の使用で利用制限あり)
WiMAX契約解除料、登録料、端末代金無料
LTEオプション:無料
UQ Flatツープラス 3年プラン
期間:3年
月額料金:月額3,696円
月間データ通信:7GB
(3日間で10GB以上の使用で利用制限あり)
WiMAX契約解除料、登録料、端末代金無料
LTEオプション:無料
機種変更後の端末はSpeed Wi-Fi NEXT W05、Speed Wi-Fi NEXT W04、Speed Wi-Fi HOME L01sのどれかを選択できます。
まとめ
WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供している通信規格です。初代のWiMAXは、2020年3月31日に提供終了するため現在はWiMAX2+のみ契約になります。現在WiMAXのルーターを使っている場合はおトクに機種変更できるますので、機種を確認してみてください。
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